Lignes de fuite 01:中野新橋から東中野へ          2004/5/16 (Fine Pix F710)           Digital Camera Fantasyへ
中野新橋、名前に引かれて下車したものの、橋以外めぼしい被写体はなかった。それにきわめて曖昧な記憶ながらも、この場所はかつて訪れたことがあったらしいことに気がついた。
左右も底面もコンクリートで固められた川。
霧雨の彼方に、都庁の建物がおぼろなシルエットとなって見える。
何とも不思議な風景であった。
コンクリートの川から、庵野秀明の「ラブ&ポップ」を思い出した。
歩き進むうちに、どんどん暗くなる。
どこからともなく場違いな笛の音が聞こえてきた。左手のビルは、実は神社であり、笛は神職の人が吹いていたものらしい。
このまままっすぐ、進めば新宿に出る。
しかし、目の前をさえぎる激しい車の大通りを私は左折した。
少しだけ、左手の脇道を覗いてみる。
それほどの商店街はないので引き返す。
このようなシーンでもF710の絵作りは優秀だ。
大通りに沿って歩き続ける。
超高層ビルと、竜宮城のような寺。
これもまた幻想的な風景である。
寺の名は成願寺。
法事を済ませて帰る人が雨の中を、足早に立ち去ってゆく。
坂を上がり続ける。
彼方のビルは、ハーモニースクエア。
中野坂上の駅の交差点にある。
雨足が激しくなったので、左手の100円ショップで傘を買い、歩き続ける。
中野坂上駅前のドトールで休憩。
レンズが雨滴をもろに受けるので、仰角撮影は断念。
この通りへと新大久保から出たことがあった。
コンクリートジャングル、車中心の界隈の典型であり、歩行者には優しくない。
しかし、ビルのすきまから右手に入ると氷川神社の境内が広がっていた。
かつて、このあたりの鎮守であったらしく、かなり広い境内で豊かな樹木が生い茂る。
ISO:800で撮影。
それなりの参道もある風格ある境内だ。
さらに歩き続けると、東中野駅に辿りつく。
中央線がかなり曲がりくねっているせいか、どうにも駅の配置を直感的に理解できない。以前でまかせに歩いた時も、大久保ではなく、高田馬場に行き着いたのである。
東中野ギンザ通り。
細く曲がりくねり見通しのきかない商店街は、駒込はしもふり銀座の先にある西ヶ原銀座あたりに似ている。しかし、300mほどで次の大通りにつきあたると、商店街は途切れてしまう。
駅前に戻ると、大江戸線の入り口があった。
六本木ヒルズまで直通210円と、都営地下鉄としては安い区間内である。